早稲田レベルの進め方

私立完成に向けて

早稲田について

早稲田レベルでは時間はたいしてかかりません。というのも過去問をひたすらやるだけだからです。ここで使う問題集は続きでやっていく「読み解き古文単語」と「早稲田の国語」です。これは現代文で出てきましたが、これの古文範囲をやっていきましょう。現古の融合範囲に関しては現代文の時点でやりますので、古文の時は古文のみの単独範囲をやれば基本的にいいでしょう。そしてこれが終わったら、一通り受ける予定のところの過去問を片っ端から解きます。きついのは法学部と文学部関連です。あとは文構、文と同じ形式ですので、このあたりは難しいでしょう。早稲田の古文の恐ろしいところは内容が意味が分からないところです。というのも間違って読んでもストーリーが成立してしまう難易度の文章が多いんです。早稲田の古文に入りたての頃は、オリジナルストーリーを作る人が多い印象があります。そして解説を見てみると全然違ったり、どうして自分はこんなふうに文章を読んでしまったりしたのだろうという謎な読解をしてしまうことがありがちです。そういうふうになりがちな理由としては、全訳をしてしまおうとして分からなくなるからです。また早稲田の古文に関しては省略語が多く、扱っているテーマも分かりづらいものが多いので、選択肢を利用する方法などをやらないと、かなり難易度が高いです。なのでそこで恐れずに、とりあえず選択肢を見て、この部分で文法解釈できればいけるとか、この辺りの内容選択肢を見てみたら全然意味が分からない内容が出てきたけれども何だろうというふうに、選択肢を利用して自分が読めなくても読めるようにしていきます。

早稲田は周辺知識も大切

最後に早稲田では百人一首や識別、文学史などの知識問題がかなりあり、教養としての古文が必要になることがあります。この辺りの知識をつけようと思ったら、国語便覧や文学史の参考書、古文の問題集の解説に載っているところをやるといいでしょう。例えば「読み解き古文単語」の補足で載っているところを読み始めて、知識を増やすといったことをやるのが大事です。意識として持っておいてほしいのは読めることが目的ではなく、解けることが目的なんだという感覚を持ってやるということです。これで割と問題は解けたりします。早稲田の古文は訳すのが難しいと思って挑んだ方がいいでしょう。求められている能力は和訳能力ではないということを意識することが大事です。

早稲田の仕上げ

過去問も終わり、時間が余っている人は何をやるかというと、主に私立文系で使うZ会の「最強の古文」です。これは古文をちゃんとやりたい人向けで、最低限の力で古文を乗り切ろうという人には向かない教材ですが、古文で点数をきちんと稼ぎたい人はやっておくといいでしょう。この教材のいい点は古文があまり無い時代も扱ってくれているところです。時代順に並んでいますので、その範囲だけをやっておいてもいいでしょう。そこをやっておいて時間の許す限り過去問を読みつつ、仕上げていくというのが非常にいいでしょう。

時間の目安

早稲田の古文にかかる時間は「早稲田の国語」自体は10題も無いので2週間ぐらいで終わるでしょうが、過去問を片っ端からやっていく場合は1、2か月かかります。「最強の古文」は50題くらいありますので、1日1題やっても50日、すなわち2か月ぐらいを考えたほうがいいでしょう。全部やる必要はなく時間が余っている人向けです。ここまでで私大の古文は終わりました。

国立の古文

国立の古文は読み方の部分でもご紹介しましたが、正確に読まなくてはいけないという面があります。けれども古文は訳すのが難しく、国立の古文は難易度が上がります。

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